夜に向けて

今日は一人で夜の街を自転車に乗って疾走した。夜風が僕の頬を肩を胸をすり抜ける。まるで風を切り裂いてそのすき間を走っているみたいだ。そうだ、行った事の無いような遠い所まで行こう。そう、遠い遠いまだ見たことの無いブックオフまで。けど大した物はありませんでした。しかし僕は走ることをやめなかった。夜の暗さと街頭の明かり、そしてヘッドライトの眩しさ、それぞれに包まれながらまた自転車をこぎ出した。ずっと遠回りをして、今度は家とは反対側の方向にこぎ出す。もう誰も止められない。そして遠い地の果てにあるようなブックマーケットについた。色んな物が結構安かったおわり。